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2014・2点、700 × 4000 mm、インクジェットプリント
この作品のきっかけは、東京のコンクリート橋の側面に、水抜きの管がいくつも等間隔に並んでいるのを目にしたことでした。これらの管は、橋にしみ込んだ雨水を排出するためのものでしょう。普段なら、コンクリートの構造物にありふれた、気にも留めない存在です。しかしこのとき私は、管のまわりに育っている生態系に驚かされました。隣り合っているにもかかわらず、それぞれの管がまったく別の自然環境に属しているように見えたのです。まるでタリム川やチグリス川のような大河が、東京のコンクリートジャングルを流れているかのように感じ、胸が高鳴りました。この発見に敬意を表し、とりわけ印象的な生態系をもつ二本の管をこれらの大河に見立て、実際の管の大きさをはるかに超えて写真を拡大することで、自然への敬意を表現しました。